相続は何から始める?初めての相続手続きガイド【女性司法書士が解説】
- 3月3日
- 読了時間: 3分

「相続って、何から始めればいいの?」
ご相談の中で、もっとも多いご質問です。
親が亡くなった直後は、悲しみの中で手続きが一気に押し寄せます。
役所への届け出、銀行の手続き、不動産の名義変更……。
何から手をつければいいのかわからず、不安になってしまう方も少なくありません。
今回は、相続が始まったときに「まずやるべきこと」を、女性司法書士の立場からやさしく解説します。
まず確認すること:遺言書の有無
相続で最初に確認すべきなのは「遺言書があるかどうか」です。
遺言書がある場合、原則としてその内容に従って手続きを進めます。自筆証書遺言が見つかった場合は、家庭裁判所での検認という手続きが必要になります。
遺言書がない場合は、法律で定められた相続人全員で話し合い(遺産分割協議)を行うことになります。実はここが、相続が揉めやすいポイントでもあります。
次にやること:相続人の確定
相続手続きを進めたり、遺産分割協議を行ったりするには、誰が相続人なのかを確定する必要があります。そのために、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍を集めます。
「戸籍を全部そろえる」と聞くと大変そうに感じますが、実際には司法書士が代理で取得することも可能です。
この段階で、想定していなかった相続人が判明するケースもあります。
財産の把握も重要
相続手続きでは、財産の全体像を把握することも大切です。
・預貯金
・不動産
・株式などの有価証券
・借入金(負債)
プラスの財産だけでなく、マイナスの財産も確認する必要があります。
もし負債が多い場合には、「相続放棄」という選択肢もあります。相続放棄には原則として3ヶ月以内という期限がありますので注意が必要です。
不動産がある場合は「相続登記」を忘れずに
不動産を相続した場合は、名義変更(相続登記)が必要です。
2024年から相続登記は義務化され、原則3年以内に申請しなければならなくなりました。放置すると過料(罰金のようなもの)が科される可能性があります。
「とりあえずそのままにしている」というケースは少なくありませんが、早めの対応が安心につながります。
女性司法書士としてお伝えしたいこと
相続のご相談では、
「兄弟と揉めたくない」
「夫が忙しくてなかなか動けない」
「何を聞いていいのかわからない」
といったお気持ちをよく伺います。
相続は法律の問題であると同時に、家族の問題でもあります。
私は手続きだけでなく、そういった不安な気持ちにも寄り添って業務を進めてまいります。難しい専門用語はできるだけ使わず、一つひとつ丁寧にご説明いたしますので、ご安心ください。
まとめ:相続は「順番」を知ることが大切
相続が始まったら、
1.遺言書の確認
2.相続人の確定
3.財産の把握
4.必要に応じて相続登記や相続放棄
この順番を意識することが大切です。
何から始めればいいかわからない状態こそが、一番のストレスです。
少しでも不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
相続は、人生の大切な節目です。安心して次の一歩を踏み出せるよう、丁寧にサポートいたします。
ご相談はぜひ船田紫司法書士事務所へ。


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